帯状疱疹ワクチン予防接種について
17 Nov. 2022帯状疱疹は水痘(水ぼうそう)にかかり一旦治癒した後、神経節という所に潜んでいたウイルスが、
免疫力の低下などで再活性化することで発症します。
体の左右どちらかに、神経に沿って帯状に水疱を伴う発疹が出現し、強い痛みがあることも多く、
皮膚症状が治った後も痛みが残る、帯状疱疹後神経痛に移行することもあります。
2016年より、50歳以上の方に水痘・帯状疱疹ワクチンを接種できるようになりました。
ワクチンを接種することで、帯状疱疹の発症、帯状疱疹後神経痛の発症を抑制することができます。
接種は50歳以上の方が対象です。
ワクチンは2種類あります。
①弱毒性水痘ワクチン:接種回数は1回で、費用は8,500円(税込)です。
予防効果は60歳以上の発症率が51.3%減少・予防持続期間は5年です。
②シングリックス : 接種回数は2回で、費用は1回21,000円(税込)です。
2回目の接種は1回目の2ヶ月以降6ヵ月以内となります。
予防効果は50歳以上の発症率が97.2%減少・予防持続期間は9年です。
当院での接種は完全予約制とさせていただきます。現在治療中の病気などによりワクチン接種ができない場合もありますので、
他院を受診されている方は、必ず主治医の許可をおとりください。
その他、ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。