機器の装着は上腕部に行います。 上腕に針を刺し、留置したセンサーによって組織中のブドウ糖濃度を 測定し 15 分ごとに記録します。センサーの正確性維持のための 指先穿刺採血による較正が不要です。
持続的にグルコース値を測定する事の利点は、これまでの血糖測定ではわからなかった 1日の血糖値の動きを知ることができるという点です。血糖値は1日の中でも変動してい ます。血糖測定や HbA1c では異常がなさそうでも食後に著しく血糖値が上昇していたり、 就寝中に血糖値が下がりすぎて低血糖になっていたりするケースがよくみられます。
血糖変動を見つけ修正することで、より良い血糖コントロールの実現に近づけるための 治療につなげることができます。最長 14 日間の測定ができます。 患者さん自身の操作は不要で、装着中もお風呂を含む日常生活を送ることができます。 ※血糖値を直接測っているわけではないので、ある程度の誤差は生じます。
使用時の注意点
・妊婦さん、ペースメーカーなどの埋め込み式医療機器装着中、透析中、6歳未満の方は使用できません。
・X 線検査、CT、MRI を受ける際には取り外す必要があります。
・センサーは耐水性のため、装着したままの入浴、シャワー、及び水泳は可能ですが、 水深 1m 以上、または 30 分以上水中に置かないようにしてください。
・激しい運動により汗やセンサーが動くことでセンサーが緩むことがあります。
☆ 現在、他院ですでに糖尿病の治療中の方は、ご面倒でも主治医の紹介状を持参してください。
当クリニックにお電話で予約をしていただきます。
当クリニックを受信していただき、説明・同意の上、センサーを上腕外側に装着します。
2週間後に来院していただき、センサーを外してデータ解析の上、結果を説明します。